No.20 2004年3月20日 浜の風太郎

さいたネットの皆さんはNHKの日曜日の大河ドラマ『新撰組』を見ていますか?

昨年暮れに、所属しているシニアの会合で一枚のコピーを貰いました。
写真を何度も何度もコピーしたので写りの悪い写真でした。写真の人物説明で勝海舟と西郷隆盛が一緒に写っているのをみて、ほんまかいな?といきなり何故か関西弁になるほどの衝撃がありました。

一昨年、SITA保有者として、当会のメンバーでもある加登さんや大河原さんと一緒に、太田区役所が企画した池上図書館を利用したPCふれあいコーナーのパソコンインストラクターとして池上本門寺そばの図書館に6ケ月程通う機会がありました。

講習終了後、受講生として来られていた地元の方々が懇談会食をしましょうよとの話になり、本門寺境内の梅庭園のレストランに招かれました。
その庭園内にはかつては茶室があり、西郷隆盛と勝海舟が江戸無血開城の会談をしたのだと教えられました。

勝海舟は命がけで会談をしたこの地が好きで、近くの洗足池畔に墓を建立した事も後に知りました。茶室はすでに無くなっていましたが、西郷と勝の談判の様子を思い巡らせながら会食をしました。

こんな後に冒頭の写真を見ましたのでほんまかいな?となり、池上のことが思い出され、印象を深くして居た所にNHKの大河ドラマ『新撰組』が始まり、一層興味をもってドラマを観るようになりました。

ドラマでは近藤勇と坂本竜馬が相撲を取ったり、桂小五郎(後の木戸孝允)とすごく親しかったりのシーンがあり、このドラマを巡って、史実に反している、いやドラマであってドキュメンタリーではないから構わないのではとの激論、討論が広く世間では行われているそうですね。

黒船の来航をきっかけに日本国内が開国派と鎖国派に分かれ、桜田門事件等国内情勢が混沌としてきていた時代に、お互いの立場の違いこそあれ、真剣に日本という国のことを熱い気持ちで考え、我々の年代の人から考えると非常に若い、自分の息子たちよりはるかに若い20歳位から25歳位の年代の近藤勇や坂本竜馬に興味が湧きました。

自分が同じ年の時はどうであったか?
自分はあんなに志が高かっただろうか?

丁度60年安保闘争の時で、思想の良し悪しではなく、後先構わず闘争心をむき出しにした純粋無垢な気持ちは、次元は違うがあれ以上だったかなと、年を取った今、思い巡らす事が多くなり、感無量になる事があります。
若い者同士が日本の将来を真剣に考え、きっと激論、口角泡を飛ばす口論を行ったのに違いない。

だからこそ、西郷と勝が何度も何度も会見を行い、決裂しそうになりながらも江戸無血開城を成し遂げた背景を想像出来るし、皆若い写真の人物が明治維新にどのように関与し、その後日本にどんな影響を与えたのか興味が湧き、ネットを利用して時代背景を読みながら、写真の人物の生い立ちなどを自分なりに整理し、纏めたりしました。

明治天皇は作られた天皇であるとの天皇謀略説や、いやそんなことは無いと正統性を主張する説がネットを賑わしている事も初めて知りました。

一方同じ位の年齢でありながら、日本を真剣に思う気持ちは同じながらも
立場の違いから『新撰組』となり、討幕派と戦い最後には首を打たれた近藤勇。

脚本家の三谷さんもこんな写真を見ながら、現代の若者よ事の善悪だけでなく、彼らのように夢とロマンを持ちながら生きてみろと問いかけているのかなあと想像したりしています。

かえすがえすも残念なのは、年を取ってしまったことはもうどうしようもありません。せめて、写真の人物たちのように、体力は無理でも気持ちだけは何時までも“青雲の士”でいたいとの思いが一層強くなっています。

皆さんも一度ネットを利用してこの写真をご覧になっては如何でしょうか?参考にでもなればと写真とその他の参考にしたサイトのURLを書いておきます。

写真:http://www3.ocn.ne.jp/~sigikain/meijisyasin.html
新撰組:http://www.toshizo.com/
歴史解説:http://home.r05.itscom.net/hiro-1/nihon/top.htm