No.128 2005年10月15日 澤田 善實

最近、誰もが改革と言う言葉を口にしています。
ふと気づくと、40年前、我々は社会を改革しようとしていました。
しかし、実現したのは、高度成長だけ、社会は何も解決しないまま積み残しです。

思い起こせば、夢の3分野は、宇宙、原子力、コンピューター。
私は、コンピューターを使う方を選びました。
昭和40年代には、情報化時代、情報革命など、情報という言葉が氾濫し、 時代の寵児として、合理的、公平、適正な意思決定機構を目指しましたが、 社会全体が抵抗勢力の時代でした。やがて、高度成長の反省、余裕の時代として、 たるみ年代に入った所で、コンピューターから離れました。
たるみの頂点は、社会としてはバブル、技術では原子力燃料のバケツ事件でしょう。 ニッポンがおかしくなっていた時代です。

積み残しの分かりやすい例が、年功序列です。
私が学校を卒業する頃、やがて年功序列は崩れ、 若い人のほうが給料が上になる時代が もうすぐやってくると思っていました。
ところが、年功序列は我々の年代では崩れませんでした。
年功序列を崩しておかなかったために、 リストラという荒療治を経験させられたのです。

様々な積み残し課題を40年分抱えた小泉内閣、 善悪の議論をするより、取りあえずすべて変更してみるという構えでないと、 次の改革まで、40年待たされることになったのではないでしょうか。 郵政法案可決で、取りあえず一つの節目を越えました。

ところで、5年前定年退職の折、会社のすべての席でオンラインのパソコンが 動いているのをみて、夢の前提が整ったと思いました。
社会的には、情報の扱い、評価はまだ途上のようですが、 最近マスコミをにぎわしている一連の動きは、 情報に対する社会的認識の確立が近づいていることを予感します。
ずいぶん昔から何度も言われた、「情報時代がやってきた」 という言葉の実現です。 長生きして、良かった。

以上、一度だけでいいから言いたい放題を文書にしました。