No.171 2006年6月22日 横浜の風太郎

さいたネットの皆さん こんにちは
横浜の風太郎(プータロー)です。
長文になりましたがよろしく。
(管理人さんへ:私の投稿はすべて外部への歳時記に掲載しても結構です)

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大相撲 人生場所 一五番勝負
作家の嵐山光三郎さんが著書『不良定年』の中で面白いことを書いている。 彼は相撲が好きで、人生を相撲の一五日間に例えている。 男性の平均寿命が約75歳であるから5年を一日とすると、 一生が15日の大相撲と同じになるという。 5年を一日と考へて勝敗と解説を付ける。相撲は一五日間で勝ち越せばよい。 彼は六〇歳だから残りの一五年間(三日間)の人生を 八勝七敗の勝ち越しで終わる為には、残り三日間(15年間)を二勝一敗で行けば、 丁度勝ち越しで終わる。だからそのような人生を送りたいと書いている。 女性の場合は寿命が男性より長いがその場合は残りの年数を引退して年寄株を持ったと考え、 不幸にして早く人生が終わった人は残りの日を休場として扱えば良いと書いている。

勝負は自分で考へて勝ちと思えば勝ちに、負けと思えば負けにするのだ。 中々面白いアイデアだ。

さあ、私の星取表はどうなるのだろう?
日(年齢)と勝敗、簡単な相撲内容の解説を書いてみよう。

早速 浜の風太郎 人生場所のスタートだ。いざ始まり、始まり ハッケヨーイ

初日(0〜5歳):白星☆
韓国のソウルで生まれ、終戦で韓国から何とか引き揚げることが出来た。 疫痢・ジフテリア等の伝染病に罹りながら死なずに済んだ。 からくも死神を土俵際でうっちゃり、勝ちを拾う。スタート早々幸先が良いな。

二日目(6歳〜10歳):黒星★
引揚生活で、貧乏で、貧乏で食べることに窮し、いつも食べ物の事しか頭に無かった。 腹が減って相撲にならず押し潰される。

三日目(11歳〜15歳):黒星★
子供六人の長子故に食物に事欠き、貧しさに耐えかねて食べ物と家出しか考えなかった。 食べ物を求めて家出をしては、家に連れ戻され父に殴られ、母に泣かれた。 新しい洋服を作って貰った覚えが無い。力負けで投げ飛ばされる。

四日目(16歳〜20歳):白星☆
高校時代から奨学金を受けることが出来たので、 自分で学費を稼ぐことを条件に何とか大学に進学出来た。 大学でも奨学金を受けられ、安い学生寮に入ることが出来た。 寮では良い先輩に恵まれ、割の良いバイト先まで紹介して貰い、 多くの良い友人達と出会い思い出の多い人生。 小手先で投げ勝ちを拾う。

五日目(21歳〜25歳):白星☆
学生時代から希望していた外資系石油会社に就職が出来た。 横浜で家内と知り合い結婚をする。 勝負がもつれて同体で行司軍配は私を負けと判定したが、 検査役から物言いが付き、揉めに揉め協議に長い時間が掛かった。 協議の結果家内が結婚を急ぎすぎ土俵際で勇み足があったと判定され危うく勝ちを拾った。

六日目(26歳〜30歳):白星☆
女・男の出来の良い二人の子供に恵まれる。立ち会い鋭く寄り切り。

七日目(31歳〜35歳):黒星★
無茶苦茶に仕事をし、生活の不規則がたたり十二指腸潰瘍になり、開腹手術を受ける。 立ち会い張り手を食い気が付いたら投げを打たれ土俵に倒れる。

八日目(36歳〜40歳):黒星★
外資系企業では自己管理が出来なくて健康を害する様では 社長にはなれないと言われ腹を立てていた。 ヘッドハンティングでスタンド経営会社の常務として転職。 新しい職場で仕事は楽しかったが、部下の不始末の責任を取り 一年間給与50%減、ボーナス無しの減俸処分。 精神的に経済的に苦しかった時代を経験。小股掬いを食らう。

九日目(41歳〜45歳):白星☆
最初に就職した石油会社時代の友人が起業した電算機関連の会社に請われて、 コンピュータ部門担当の技術取締役として転職。 経験の無い未知の分野で、休日祭日無く働いたが毎日が楽しい。 立ち会い猫だましが効き、勝負はもつれたが下手捻り。

十日目(46歳〜50歳):白星☆
作ったシステムを普及販売のため殆ど毎日全国を営業で出張の連続。 沖縄県と島根県以外の県は全て制覇。 来る日も来る日も飛行機と新幹線と現地の石油会社営業マンの車の連続。 何の事故にも会わずに奇跡的に無事に過ごせた。 全国に多くの友を得た。長い相撲で館内を沸かせ、堂々の寄り切り。

十一日目(51歳〜55歳):黒星★
仕事は出張が多く、楽しかったが、毎日続く緊張と不規則な睡眠不足、 旅先での無茶な夜遊びで体調を壊す。健康診断で高血糖のレッドカード。 血糖降下剤の投与と食事療法の開始。 一方会社は店頭公開計画が着々進む中で仲間に迷惑を掛ける。 足元がよろけて土俵の外へ突き飛ばされた。
十二日目(56歳〜60歳):黒星★
店頭公開を果たし、次は上場と張り切る中で、 体調不良の為、ラインの営業部門からスタッフ部門の営業推進部門長となる。 ところがどっこいそうは簡単に新規営業計画は推進しない。推進どころか沈没だ。 同居中の義母と同居中の実父との軋轢や私の体調不良を心配のあまり、 苦労の連続からか今度は妻が床に伏すようになり、 四人の食事や家事、妻の通院補助、自分の療養のため早期の退職も止む無しと決意。 立ち会い相手の頭突きで目が眩み気付いたら押し出されていた。

十三日目(61歳〜65歳):白星☆
取締役を退任し、顧問として勤務していたが62歳で早期に退社した。 現在は社暦の若い会社から経営相談の顧問の就任を頼まれ非常勤でアドバイスを行う。 シニアライフアドバイザー(SLA)や シニアITアドバイザー(SITA)の資格を取得し、さいたネットに加入した。 沢山の楽しい仲間たちと会うことが出来た。 水入り後の大相撲の末再度取り直しとなり突っ張りで勝ち。

これまでの星取りは7勝6負だ。塩を撒きながら軍配が返る時間待ち状態。 あと一勝で勝ち越しだ。どんな手で勝負出来るか思案中。 15日目を休場(死ぬ)しても人生勝ち越しで終わりそうだから気が楽だ。 今からの数年間を休場しないように気を付けて楽しく過ごして勝ち越す事が最大の課題だ。 これまで以上に夜の町に繰り出して、A子、B子、C子ちゃんと口説いて 悔いの無い人生にしなければと心引き締まる気持ちだ。 さあ、頑張らなくっちゃ!
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